福岡県の漏水調査はトレーサーガス工法で数センチまで特定|掘削最小・即日対応
「水道料金が先月より急に高い」「メーター周辺の地面がじっとり湿っている」――そんな異変に気づいたとき、原因となる漏水箇所を素早く正確に見つけられるかどうかが、修繕費用と工期を大きく左右します。
地中に埋まった配管の漏水調査は、かつては勘と経験に頼る部分が多く、見当違いの場所を掘り返してしまうケースも珍しくありませんでした。しかし今、現場では新しいスタンダードが広がっています。それが水道メーターを外して配管内にトレーサーガスを注入し、地表でガスの漏出を検知する方法です。
音が伝わりにくい樹脂管でも、コンクリートの下に埋まった深い配管でも、数センチ単位で漏水点を絞り込めるこの技術は、無駄な掘削を最小限に抑え、住宅・道路・インフラ設備の復旧をスピーディに進めることができます。
この記事では、トレーサーガス漏水調査の仕組みから、水道メーターを外してガスを注入するまでの具体的な手順、そして従来工法との違いまでをプロの視点でわかりやすく解説します。漏水にお困りの方も、調査技術に興味をお持ちの方も、ぜひ最後までご覧ください。

水道メーターを外してトレーサーガスで漏水調査する方法|プロが解説する最新技術
はじめに:漏水調査にトレーサーガスが選ばれる理由
水道管の漏水は、放置すると水道料金の急増・地盤沈下・建物への浸水被害など、深刻なトラブルへ発展します。従来の漏水調査は音聴棒や相関式漏水探知機が主流でしたが、配管の素材・深さ・周辺ノイズによって精度が左右されるという課題がありました。
そこで近年、精度の高い漏水特定方法として注目されているのがトレーサーガス(追跡ガス)を用いた漏水調査です。特に「水道メーターを外して水道管内部にガスを注入する」手法は、漏水点を数センチ単位まで正確に絞り込めることから、道路や建物基礎下の複雑な配管でも採用が増えています。
トレーサーガス漏水調査とは?
トレーサーガス調査とは、密閉した水道管の中に特殊なガスを充填し、地表面でそのガスの漏出を専用センサーで検知することで、漏水箇所を特定する非破壊調査技術です。
使用されるガスは主に水素5%・窒素95%の混合ガスです。この組み合わせは以下の理由で選ばれています。
- 水素分子は非常に小さく、微細な亀裂からも透過しやすい
- 窒素が希釈剤として働き、引火・爆発のリスクを排除する
- 大気中の水素濃度はほぼゼロのため、バックグラウンドノイズが極めて少ない
- 人体・環境への影響がなく、安全に使用できる
水道メーターを外す理由と手順
なぜメーターを外す必要があるのか
漏水調査の際に水道メーターを撤去するのは、ガス注入口を確保するためです。水道メーターが設置されている場所(量水器ボックス)は、水道管のもっとも手前にアクセスできるポイントであり、ここからガスを送り込むことで、建物に引き込まれた給水管の全区間をくまなく調査できます。
作業手順
① 止水栓の閉止確認 まず道路側の仕切弁(止水栓)を完全に閉め、管内の水圧をゼロにします。止水栓が正常に機能しているかどうかの確認は、安全な作業のために欠かせません。
② 管内の水抜き 残圧がある状態でメーターを外すと水が噴き出るため、管内の圧力をしっかり抜いてから作業します。
③ メーター本体の取り外し 継手ナットを緩め、メーター本体を慎重に取り外します。パッキンの状態も確認し、作業後に再使用できるか判断します。
④ ガス注入アダプターの取り付け メーターを外した後の開口部に、専用のガス注入アダプター(ノズル)を接続します。このアダプターが密封状態を保ちながらガスを送り込む役割を担います。
トレーサーガスの注入と加圧
ガスを注入するプロセス
アダプターを介して、ガスボンベから水道管内にトレーサーガスを充填します。注入圧力は一般的に0.05〜0.3MPa程度で、配管の規格・長さ・老朽度に応じて調整します。高すぎる圧力は配管を損傷させる恐れがあるため、段階的に加圧しながら状態を確認します。
封止とガスの浸透待ち
注入完了後、管内を封止し、ガスが漏水箇所から地中に浸透するまでしばらく待ちます。ガスの浸透時間は配管の深さや土質によって異なりますが、一般的には15〜30分程度が目安です。
この浸透待ちの時間が、調査精度を左右する重要なプロセスです。焦らず十分な時間をとることで、微細な漏水箇所からもガスが地表へ向かって上昇します。
地表面でのガス検知と漏水点の特定
使用する検知器
地表面の検知には、水素ガスに特化した高感度センサー(ガスディテクター)を使用します。検知下限がppmレベルのものを使用することで、わずかな漏出も見逃しません。
検知作業の進め方
調査員は検知プローブを地面に這わせるように移動させ、数値の変化をモニタリングします。
- ガス濃度が急上昇する地点が漏水箇所の真上
- 複数箇所で濃度が高い場合は、最大値を示す地点を起点として絞り込む
- マーキングスプレーやGPSで位置情報を記録する
この方法により、コンクリート舗装の下や深い地中の配管でも、掘削前に漏水点を数十センチ以内の精度で特定できます。
トレーサーガス調査のメリットと適用場面
他の調査方法と比べたメリット
| 調査方法 | 精度 | 適用配管 | 掘削の必要性 |
|---|---|---|---|
| 音聴調査 | 中 | 金属管◎・樹脂管△ | 事後必要 |
| 相関式探知 | 中〜高 | 同上 | 事後必要 |
| トレーサーガス | 高 | 全種類◎ | 事後最小限 |
特にポリエチレン管・架橋ポリエチレン管・塩ビ管など樹脂系配管では音が伝わりにくいため、音聴調査の精度が落ちます。トレーサーガスはガスの物性を利用するため、管素材に影響されず安定した精度を発揮します。
このような場面で特に有効
- 道路・駐車場・コンクリート下の埋設配管
- 音聴調査で漏水点を絞り込めなかった案件
- 深い位置に埋設された配管
- 複数の漏水箇所が疑われる状況
調査後の復旧と水道の再通水
漏水箇所が特定できたら、必要最小限の範囲を掘削して配管を補修します。修繕完了後は、水道メーターを元の位置に取り付け、止水栓を開いて通水・漏れがないことを確認して作業完了です。
お湯の配管から水漏れ発見|トレーサーガス調査から復旧工事までの全記録【福岡県漏水調査】
現場概要
今回ご依頼いただいたのは、福岡県内の一般住宅です。「水道料金が2ヶ月連続で例月の1.5倍以上になっている」とのご相談をいただき、現地調査にお伺いしました。
外観上は目立った異常が見られなかったものの、メーター横のパイロット(パイロットランプ)が水を使用していない状態でも回転していたことから、地中埋設配管からの漏水を強く疑いました。
漏水調査の実施
水道メーターを一時撤去し、配管内に水素・窒素混合のトレーサーガスを注入。地表面を専用センサーで走査したところ、建物基礎脇の一点でガス濃度が急上昇しました。
漏水点は**建物引き込み部付近の給湯配管(お湯の配管)**であることが判明しました。給水管(水の配管)ではなく、給湯管からの漏水という点が、今回の調査で重要なポイントになりました。
なぜ「お湯の配管」が水漏れしやすいのか
給湯配管は冷水配管と比べて、劣化が進みやすい傾向があります。その主な理由は以下の通りです。
給湯管は毎日の使用で高温の湯が流れるため、配管素材が熱膨張と収縮を繰り返すことで継手部分に負荷がかかり続けます。特に架橋ポリエチレン管や塩ビ系配管では、経年による接続部の緩みや亀裂が起きやすく、「外から見た目は異常なし」でも内部では少量ずつ漏水が進行しているケースが多く見られます。
また、給湯管は給水管よりも温度差による結露・腐食の影響を受けやすく、金属製の継手を使用している箇所ではサビや腐食による劣化も見逃せない要因です。
復旧工事の内容
漏水箇所が特定できたため、後日あらためて復旧工事を実施しました。
① 最小限の掘削 ガス検知で特定した地点を中心に、必要最小限の範囲のみ掘削しました。トレーサーガス調査で位置を数センチ単位まで絞り込んでいるため、広範囲を掘り返す必要がなく、お客様の庭・外構へのダメージを最小限に抑えられました。
② 損傷箇所の確認と配管補修 掘削後、給湯管の継手付近に亀裂が発生していることを確認。損傷部分を切除し、新しい継手と配管材を使用して接続し直しました。使用した配管材は耐熱・耐久性の高い素材を採用しています。
③ 通水・漏れ確認テスト 補修完了後、給水を再開して通水テストを実施。給湯器を稼働させた状態で一定時間モニタリングを行い、漏れがないことを確認しました。
④ 埋め戻し・メーター復旧 問題がないことを確認後、掘削部分を埋め戻し、水道メーターを元の位置に取り付けて完了です。最終確認として、メーター横のパイロットが停止していることをお客様立会いのもとで確認いただきました。
施工前後の比較
| 項目 | 施工前 | 施工後 |
|---|---|---|
| パイロットの状態 | 常時回転(漏水あり) | 完全停止 |
| 漏水箇所 | 給湯配管継手部(地中) | 補修・解消 |
| 推定漏水量 | 約1〜2L/時間 | ゼロ |
| 掘削範囲 | — | 約40cm四方のみ |
お客様の声
「水道料金が高い原因がずっとわからなくて困っていました。どこか掘り返すことになるのかと心配でしたが、狭い範囲だけで済んで庭がほとんど傷まなかったのが助かりました。説明も丁寧で安心してお任せできました。」 (福岡県内・一戸建て・40代男性)
ご依頼の流れ
漏水の疑いを感じたその日から、調査・修繕・アフターフォローまで一貫してお任せいただけます。はじめてのご依頼でも安心していただけるよう、費用・作業内容を各ステップで丁寧にご説明します。
STEP 1 お電話・メールでご相談 「水道料金が急に増えた」「地面が湿っている気がする」など、小さな気がかりでもお気軽にご連絡ください。症状・場所・建物の種類をお聞きし、最短で当日または翌日にご対応いたします。
STEP 2 現地確認・お見積もり 担当者が現場を訪問し、配管の状況と調査の範囲を確認します。作業内容と費用を事前に明示したお見積もりをご提示しますので、ご納得いただいてから着工します。追加費用が発生する場合も必ず事前にご説明します。
STEP 3 トレーサーガス漏水調査 水道メーターを一時撤去し、配管内に水素・窒素混合ガスを注入。地表面を専用センサーで走査し、ガスの漏出点を数センチ単位で特定します。音が伝わりにくい樹脂管や深い埋設配管でも、この工法なら高精度で発見できます。
STEP 4 調査結果のご報告 漏水箇所・原因・今後の修繕プランを、写真や図面を用いてわかりやすくご報告します。「どこが・なぜ・どの程度」漏れているかを明確にお伝えし、お客様が納得した上で次のステップに進みます。
STEP 5 配管修繕・復旧工事 特定した漏水箇所を最小限の掘削で開削し、配管の補修または交換を行います。工事後は通水確認・メーターの復旧まで責任をもって対応。道路や外構の復旧もワンストップでお任せいただけます。
STEP 6 アフターフォロー・保証 工事完了後も、水道料金の変化や再漏水の気配など、気になることがあればいつでもご連絡ください。施工保証をご提供し、万一の際も迅速に再対応いたします。
九州漏水調査対応可能地域
| 北九州地域 | 北九州市・行橋市・豊前市・中間市・芦屋町・水巻町・岡垣町・遠賀町・苅田町・みやこ町・吉富町・上毛町・築上町 |
|---|---|
| 福岡地域 | 福岡市・筑紫野市・春日市・大野城市・宗像市・太宰府市・古賀市・福津市・朝倉市・糸島市・那珂川市・宇美町・篠栗町・志免町・須恵町・新宮町・久山町・粕屋町・筑前町・東峰村 |
| 筑後地域 | 大牟田市・久留米市・柳川市・八女市・筑後市・大川市・小郡市・うきは市・みやま市・大刀洗町・大木町・広川町 |
| 筑豊地域 | 直方市・飯塚市・田川市・宮若市・嘉麻市・小竹町・鞍手町・桂川町・香春町・添田町・糸田町・川崎町・大任町・赤村・福智町 |
| 佐賀地域 | 佐賀市・多久市・小城市・神埼市・吉野ヶ里町・上峰町・みやき町 |
| 鳥栖地域 | 鳥栖市・基山町 |
| 唐津地域 | 唐津市・玄海町 |
| 伊万里・有田地域 | 伊万里市・有田町 |
| 杵島地域 | 武雄市・大町町・江北町・白石町 |
| 鹿島・藤津地域 | 鹿島市・嬉野市・太良町 |
まとめ
水道メーターを外し、水道管内にトレーサーガスを注入する漏水調査は、これまで発見が難しかった場所の漏水を高精度で特定できる、現代の標準技術のひとつです。樹脂管が普及した現代の給水設備において、その重要性はますます高まっています。
漏水の疑いがある場合や水道料金が急に増えた場合は、早めに専門業者へご相談ください。トレーサーガス調査に対応した業者であれば、無駄な掘削を最小限に抑えながら、迅速・正確に問題を解決することが可能です。
調査費用について
調査費用は 完全成功報酬制 です。
調査後に漏水箇所が特定できなかった場合、費用は一切いただきません。
| 調査内容 | 費用(税込) |
|---|---|
| 音調棒による漏水調査 | 33,000円~ |
| トレーサーガス(TG工法)調査 | 55,000円~ |
※現場状況により異なります。必ず 無料お見積り後に作業開始 いたします。
※出張費無料(遠方地域は実費の諸経費あり)
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